2011年12月

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「あ、ブログ用の写真撮り忘れた!」

といつも海からの帰りで気付く。

その対策もあって、波乗り中、海から岸に向けた写真を撮れる小型水中カメラを探していた。

波間漂う視点の陸撮も新鮮でなんかいいかな、って。
それならこの時期あまり真似できるヒトもいないしね。

消しゴム位のが見つかって「ピッタリやァ!」と喜んでたら売り切れで半年待っても出てこない。

そこで痺れ切らして買ったのがこれ。

つい先日届きました。

防水腕時計にしてビデオ、カメラ、録音をこなせる「スパイグッズ」である。

なんか探偵とかスパイグッズっぽくてよくない?

「わあ~い!明日からイーサンハントって呼んでええよ」と無邪気に喜んでいたら

「したまま満員電車に乗り込まないほうがいいヨ、つかまるヨ」と冷めた眼のヨメに言われた。

・・・?  ・・・・・!!

ご、誤解や~そんなつもりで買ったんやないんや~。


さあ! どんな波と出会えるか。

いよいよ。

2012年の幕開けです。

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前回に続き、

そんな海でヨメがこんなワケの判らん写真を残していた。

「岸のほうに変なポーズを繰り返してるアブナイ人いるなア」

そう思ってたら我がヨメだったわけだ・・・


ま、待つだけの身はヒマで寒いのだわな。

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「廊下を走ってはいけません」

いつもそう口うるさかった先生も走っちゃう位に忙しいわけなんだ、師走って。
(でもイカンやろ?一応それは)

そう信じて来たのに実は「師=坊主」説のほうが有力なんだって。
知ってた?

とりあえず走ってる坊主に出会った事はないけど、そんな多忙に寒さも手伝ってなのかこの時期、九十九里はサーファーも少なめ。

でも寂しくはない、むしろ嬉しい。

海との対話にヒトは少ないに越したことないのです。

太陽が低く、澄んだ陽射しを浴びる人気ないビーチは独特の趣きもあるし。


ついてきたヨメが撮ってくれた入水写真。

波はないけど・・・

平和そうでしょ?

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先生といえば、高校で2年間も担任としてお世話になった先生が校長先生になっていた。

日本拳法顧問としてボコボコにされたこともあったけど、絵を推してくれたり、上京の際はバイト紹介してくれたり、とその恩は計り知れない。

男子校で、初登校の際はオトコだらけの後姿が延々と続く、その異様さに高校浪人してでも共学受け直そうかと本気で悩んだこともある。

でも結局、私服に現される自由な校風の中、まるで大学のように自由に楽しく過ごせたのは、この先生に拠るところも大きい。

とにかく、一言お礼を言いたかったので、学校の事務局宛てにメールしておいた。

「すいません、悩みと夢多きあの頃の自分が訪ねてきました、そうお伝えください」とばかりに。

そして先日お返事を頂いた。
仔細を含めしっかりと覚えていて下さったようだ。

その瞬間、あの頃に戻って誉められてるようでなんだか嬉しかったナ。


話は変わって、写真はディスプレイに使って頂いた大会でのショット。
筆者の両サイドは、イメトレビデオで勝手に師と仰ぐ有名選手たちです。
真ん中で締まりなく笑ってるのは感激してるせいなのでご勘弁願いたい。

歳とるに従い何か教わる機会も減り、それに伴い師との出会いも減ってく。

けど、こちら方面でもいつかは誰かに少しは誉めてもらえるよう「寒トレ」に励もう。

そろそろ仕事納め。

そして後には、そう思える、短い冬休みがやってくるのでした。

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「○○先生でしょ?」


昔勤めていた某スポーツクラブ某支店が年内で閉鎖と決まったらしい。

そこで用事もあって寄ったところ、思いがけずすれ違った会員さんからそう声を掛けられる。


若さにモノ言わせ運動など教えてただけなので先生なんて今更ながらにおこがましいけど油断してた分驚いた。

20年前だから覚えてるヒトもいまいとタカ括っていたとこもあったし。

こちらはと言えば最後まで名前が思い出せず、結局、誤魔化し誤魔化し近況報告をして分かれる。


そうか。こちらには大勢の中の一人でもあのヒト達にはその時間は一人なのだナ。

とにかく本当に有難い。

帰り道「想い出は器に宿らず。集うヒトにこそ宿る」という言葉を思い出し少ししみじみ帰る。

思い出の場所は変わっても集ったヒトの記憶に少しは残ってくれる。のかもしれません。


そしてそれは自分の旅先ともちょうど同じかも。

向こうにとっては大勢のビジターの中の一人に過ぎなくても、こちらとしては決して忘れられない出会いがあったりするから。

写真はそんなローカルにして旅先案内人の先生たちでした。


きっとそれが旅の、そして袖触れ合う日常の、面白いとこなのかもしれませんね。

いずれにしても、ヒトとの出会いは大切に、です。


そういう意味では、2011年は良い旅、少しできました。

2012年も、少しはできますように。


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