2010年09月

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「こ、ここはユメの国?」

口角が耳に付かんばかりにニヤッと笑うと、我がヨメはそう呟いた。
初めて菓子直販「シャトレーゼ」を訪れた時のことである。

概して女性は甘いものに目が無いが、ボクもグッドウェーブ寄せる海を前にしたら同じセリフを吐くだろう。大して変わらんやないか。

そして、たとえ良い波でなくてもこんな景色がいつも自宅の窓から見えれば、それはそれで充分ユメの国かもしれない。でしょ?
だって仕事で疲れ帰宅してもこの景色でアッという間にリセットできそう。

ユメの国は意外と身近にある。あとはそれを本気で追うか追わないか、なのかな?

「何かを犠牲にする覚悟固めないと、ユメの国はいつまで経ってもユメのまんまなんだろうなあァ」

とボンヤリ考える、そんな旅の宿でした。

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広がる海を見たくてヒトは松林を抜ける。
で寄せるウネリをボンヤリ眺める。
なぜか海に惹かれる不思議。
やっぱり波乗りって趣味は悪くない。絵のモチーフにもなるしネ。

「どらァ、海っ辺りで昼寝でもしてくっべェ!?」と地元のオヤジ。

分かる分かる。

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「ボク達にしっぽがなくてヨカッタですねエ」

海に面した部屋の窓から、階下の犬を見つめ友人はボンヤリそう言った。

「え?」
「だって可愛い女の子とか見るたびにシッポ振ってて見られてたら恥ずかしくないですか」
「・・・なるほど」

でちょっと想像してみた。

確かに。 ケンカするカップルも急増しそうだ。 

う~ん、なくてヨカッタ・・・。

素直に生きるのも意外と難しい。
※最後の夏日を追いかけた海合宿、部屋はこんなでした。

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一年を冬場と夏場に大きく分ければ、冬場は千葉北、夏場は鹿島。そんな行動パターンかな。
できれば「一年は雨季と乾季に分かれます」なんてトコでノンビリ過ごしたいんだけど仕方ない。

とにかく。
例年だと10月頃から千葉北に戻ってくのに今年は長引く猛暑や南風で遅れてる。
少ないヒト(比較的)、少ないクラゲ(比較的)、澄んだ水。だから鹿島が長いのもそう悪くない。

そんな鹿島は大洋村でJPSA今年最後の大会「MURASAKI PRO」が開催される。ポスターにしてもらったのはこの絵! 
毎年デッカイお立ち台にも使われ、これバックに表彰されるチャンピオンも一段と眩しい。

せっかくだから今年は瞼に焼き付けに行こっか、鹿島へ。

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2010の夏。あれは地球が人類に鳴らした大きな警鐘だった。
9月に入っても真夏日が続く頃、まだ人は「記録的な夏です」などと呑気な事を言い合っていた。
だが夏は10月、11月、そしてとうとう街にジングルベル流れる季節になっても終わらなかったのだ。
学者達はこぞって状況を語るが原因は特定できず、シーズン企業は次々と倒産、経済は疲弊していった。
だがそれも単なる序章に過ぎないとは、当時の誰も想像できなかっただろう・・・・

な~んてね。でもこんな具合に超SF的な事態に絶対ならないとは限らないよネ? こう暑い日が続くと。そう思える今日この頃です。

パキスタンでは人知れず大洪水が未だ収束もせず、
海では南の毒魚、クラゲが大発生、
なんだか充分SF的な事態でしょ。

でもパキスタンの問題、全然取り上げてくれない今時のTVがイビツで一番危機だ。そうも思える今日この頃なのでした。

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