2008年12月

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リハビリで電気をあてられる時、目の前には3台分のダイヤルが並んでいる。看護婦さんが時々「弱かったら自分で調節してください」と言ってくれるせいか、先日隣にいたおバアちゃんがダイヤルをいじくりだした。
弱かったようだ。しきりに頭を捻って・・・そしてさらに強くしたりしている。そのうち終わって帰っていったが最後まで「なんか弱くて効かなかったワ」という顔だった。

直後。向う側でうつ伏せになって腰にあててたおジイちゃんが看護婦さんを呼んだ。
「もうアカン!痛くてガマン出来ん!この機械壊れとるでえアンタ急に強なったりしよるワ!」
お尻をピクピクさせ目には涙まで溜めている。ボケもはじまってるらしいジイちゃんの言うことを看護婦さん達が話半分程にしか聞いてないのは空気で判った。

最近会社で言い過ぎ後悔することが多い。だから来年の課題は「黙」だ。
したがってこの時も本読むフリしてたが今は少し後悔している。
気付いた時「犯人はさっきのバアちゃんやで!」と何故言ってあげなかったのだろう・・・。

ゴメン、ジイちゃん。課題は年越してからやった。

※10年ほど前、鴨川のサーフショップNONKEYさんに初めて描いて贈った作品です。来年の年賀状に選んでくれました。ありがとうございます。皆さん良い年を。


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海に入れなくなって一月。
描きたいと思える絵の構図がなぜかごく自然に入水中の目線になっていく。
禁じられるとなおさら欲する天邪鬼ぶりは実は性なのか、ダメ!と言われると燃えてきます。(←?!)
復帰まで半年と言われてますが、そんなワケで守らない気も満々なので日々リハビリに励む日々。
そんな中生まれた新作「Green room」です。

ね、海目線でしょ?

え、どういう構図か判らない?

うわ、それが心配でした・・・!

あ、ところでメリークリスマス!

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学生になり単身上京して彼女ができて、東京で初めて迎えたクリスマス。特別なことはおろかプレゼントのお金すらなかった。
見晴らしだけは良い隣の空部屋に忍び込み、窓から幸せそうな夜の往来眺めつつケーキだけ食べてお祝いしたっけ。
何もなかったけど暖かかった。

今はいろんなモノに囲まれて暮らしてるけどあの暖かさはきっともう手に入らない。
若い頃の一瞬にしか手に入らない独特な暖かさってありますよね。

大学入った姪っ子にどうやらボーイフレンドが出来たらしい。

よいクリスマスを!

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簡単に感情移入できるほうなので本読んでるとやはり簡単に主人公になれます。悪事を隠蔽せんとする警察小説「隠蔽捜査」を読みました。
主人公目線で書いてあるのでついつい「うわあ隠蔽してしまいましょーよ、家族に迷惑かかるでホンマに」とか「ウソも方便って言うやんか、家族離散よりいいでしょーよ」とか思ってしまう自分がいました。うわ!いかん!ホントーにいかん。いつからこんなに汚れてしまったのだろ。

ラストは、潔く正しく真っ向勝負に出た主人公が見事に最悪の結末を回避しちゃったりするんで、なおさら「潔く正しく生きようゼ、オレ」なカンジでした。

病院って手持ち無沙汰なんで徒然なるまま読み終えた本でしたが、小説如きに我が強欲さを晒されてしまい・・・いやはや、汚れずに年取るって難しい。
ま、滅多に手にしないジャンルの本もたまにはいいもんです。


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深夜3時。「ドン!」と大きな音。続いて「ピー!!」、音は止まない。とび起きて外へ出ると一面むせかえるようなガスの匂い・・・何事だあ!?
すると、隣の森の倒木がアパートのガスタンクを直撃してました!→配管分断!→ガス流出です!消防隊? レスキュー? 252? 動転しつつ雨の中、必死の手探りでタンク4本分のバルブ閉めたら音も止みました。やれやれ。その後はガス会社へ連絡しもちろん即二度寝へ。

翌日は修理で大騒ぎで対応も検討してくれました。
でも木が全部倒されると悲しいのでクレームは50%OFFで伝えたのでした。
少なくとも木は昔からそこにある。朽ちて枝落とす権利もある。勝手に家建てといて後でとやかく言うは筋違い。と思いまして。

でも・・・どうか森のカミさま、屋根だけは突き破らないでくださいm(_ _)m

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