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「○○先生でしょ?」


昔勤めていた某スポーツクラブ某支店が年内で閉鎖と決まったらしい。

そこで用事もあって寄ったところ、思いがけずすれ違った会員さんからそう声を掛けられる。


若さにモノ言わせ運動など教えてただけなので先生なんて今更ながらにおこがましいけど油断してた分驚いた。

20年前だから覚えてるヒトもいまいとタカ括っていたとこもあったし。

こちらはと言えば最後まで名前が思い出せず、結局、誤魔化し誤魔化し近況報告をして分かれる。


そうか。こちらには大勢の中の一人でもあのヒト達にはその時間は一人なのだナ。

とにかく本当に有難い。

帰り道「想い出は器に宿らず。集うヒトにこそ宿る」という言葉を思い出し少ししみじみ帰る。

思い出の場所は変わっても集ったヒトの記憶に少しは残ってくれる。のかもしれません。


そしてそれは自分の旅先ともちょうど同じかも。

向こうにとっては大勢のビジターの中の一人に過ぎなくても、こちらとしては決して忘れられない出会いがあったりするから。

写真はそんなローカルにして旅先案内人の先生たちでした。


きっとそれが旅の、そして袖触れ合う日常の、面白いとこなのかもしれませんね。

いずれにしても、ヒトとの出会いは大切に、です。


そういう意味では、2011年は良い旅、少しできました。

2012年も、少しはできますように。