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簡単に感情移入できるほうなので本読んでるとやはり簡単に主人公になれます。悪事を隠蔽せんとする警察小説「隠蔽捜査」を読みました。
主人公目線で書いてあるのでついつい「うわあ隠蔽してしまいましょーよ、家族に迷惑かかるでホンマに」とか「ウソも方便って言うやんか、家族離散よりいいでしょーよ」とか思ってしまう自分がいました。うわ!いかん!ホントーにいかん。いつからこんなに汚れてしまったのだろ。

ラストは、潔く正しく真っ向勝負に出た主人公が見事に最悪の結末を回避しちゃったりするんで、なおさら「潔く正しく生きようゼ、オレ」なカンジでした。

病院って手持ち無沙汰なんで徒然なるまま読み終えた本でしたが、小説如きに我が強欲さを晒されてしまい・・・いやはや、汚れずに年取るって難しい。
ま、滅多に手にしないジャンルの本もたまにはいいもんです。