http://www.geocities.jp/art_1ro/_gl_images_/8mar.JPG
初めて入った名高い戦場「稲村ガ崎」で、あんな技やこんな技を決め、意気揚々で海から上がろうとしたボク。

今にして思えば。
はるか前方、歩道を行く女子高生達に一瞬気を取られたのがいけなかったのかも。
いや、折からの荒波に大量の海草が浮いていた事も考慮すべきだったかも。

膝ほどの深さでボード小脇に立ち上がったところで、急に背後から影がさし…!

真っ暗になったその次の瞬間、身の丈ほどのショアブレイクに後ろから叩きつけられ!

続く引き波にボードもろとも激しく沖に引ぱっりこまれ!

…そして巻かれ!…水を飲み…!

咽ながらそれでも、
屈強な四肢筋力を総動員し立ち上がろうとはしたのです。

が、しかし。

すでに、しがみつくボードと自分結ぶリーシュコード(早い話が命綱)に、
「軽トラック1杯分」程の海草が絡み付いており!

そしてさらに、引き波と共に返っていく彼らの重さたるや、尋常でなく…!

ボードは腕からもぎ取られ!

次の瞬間には、続いて我が身が足のリーシュに引きこまれ…!

指は虚しく砂を掴むだけで…「海中・引廻しの刑」のような…

目の端に写ったボードはすでに巨大な海草の塊でしかなく、
そしてまもなく、そんな自分自身がその塊になっていき…
立てない…。

だって足が前に出ないもん!(怒)

まさに。海草的「緊縛縄地獄・縄嬲り」!!!

(ああ…、続きはまた後日に)